抽象と具体の架け橋

できることを増やすために様々な活動をしています。誰かの新しい挑戦の糧になれば幸いです。基本的に月・木更新です。

富士住建と家を建てるぞNo.5_長期優良住宅を悩んでる人の背中を押したい。

みなさん、こんにちは。

住宅性能評価の1つ「長期優良住宅」の取得を悩んでいる方に、sany家で取得をした理由をお伝えします。正直にメリットが多いこの制度を、ぜひ利用いただきたいと思います。

~サマリ~

長期優良住宅は住宅の性能評価の1つで、住宅を長期利用するために必要な基準を満たせているかという観点で設計されています。認定の取得に申請費用が約20~30万円、申請時間2ヵ月程度掛かるが、各種減税施策で私の場合約320万円の減税を受けれるため、取り戻せる費用であり、また認定を取得することで住宅性能も担保できるので申請をオススメします。

「省エネ」を推奨する施策

昨今の住宅には「省エネルギー性」が求めらえれています。

省エネルギーというのは、最終的には光熱費のことを指します。
元々は「二酸化炭素の排出量を削減したい」という狙いですが、我々の見える景色としては光熱費を削減できているかという事ですね。

そうした背景に沿って、国の設定した「省エネルギー基準」を下回る住宅を建設すると、控除(減税)があるよという制度です。

享受できるものは控除(減税)と住宅性能の具現化

大きなメリットは控除を受けれることと、自身の住宅性能を数字で確認できるの2つです。

控除について

控除については多くのサイトがまとめているので、そちらを見ていただいた方が良いと思います。

基本的には[ 申請費用 < ローン控除]となるケースが多いと思いますので、申請し得だと思います。 

富士住建は固定資産税が高くなる設備が多くありますので、2年間延長でも10万円以上はお得になるかと思います。 ただ、後述しますが長期優良住宅を取得するのに40万弱かかるので、固定資産税控除だけじゃ黒字にはなりません。(黒字になるってのが凄いですけどね。)

住宅性能の具現化

断熱級数のUA値、一次消費エネルギ-の削減量、耐震性などを計算の上、国へ申請をします。この申請は役所の確認が入る公的なものなので、信用に値する内容であり、自身の住宅性能を担保する効果があります。

そもそも、○○相当とかあやふやな記載をしているのは全く当てにならないといいますので、ぜひ申請して確かなものにしてもらえればと思います。

余談:一次エネルギー消費量とは

一次エネルギー消費量とは、電気製品や空調、給湯設備などでどのくらいのエネルギーが必要な住宅かという指標です。そんなことわかるのか…と思いますが、各項目の積算で求めることができるようです。

この一次エネルギー消費量が基準値を下回っていることが長期優良住宅に求められる条件になります。 省エネってどういうこと?というのを数字で表した指標ですね。

 

実は住宅設備の中で床暖房が数字上、かなり負担になります…
どのくらい負担になるかというと、Sany家では床暖房を入れると、省エネ基準を満たせませんでした。。。

床暖房を入れる場合は断熱材を「だんねつ君(発泡ウレタン)」にして、太陽光も倍くらい増設すると導入できるそうです。 費用上、諦めましたね… 正直、すごく導入したかったです。

「長期優良住宅」取得に当たる注意点

取得に当たる注意点を2点お伝えします。

① 時間がかかる

我家の場合は、図面の承認から申請に2か月ほど時間がかかりました。
(申請書類の準備~申請:1か月、申請~処理機関が1か月の計2ヵ月が目安)
5月中旬にこの本図面承認をし、7月中旬に長期優良住宅の承認が下りています。
この承認がないと着工に向けて動けません。。。

2023年は「こどもエコ住まい給付金」という補助金がありましたが、この補助金は先着順のため申請に時間がかかる「長期優良住宅」はヤキモキする要因になります。

富士住建では本図面承認時に「長期優良住宅を取りたい」と営業さんに伝えて下さい。

② 費用がかかる

HMによっては、申請にあたる設計と申請基準に準拠するための追加工事が必要になり、その分の追加費用がかかります。

富士住建で建てている私の場合は設計・申請費用30万円と追加工事13万円が追加となりました。(耐震等級「3」にしたのも影響があるかと思います。)

総評:優先順位は高くオススメしたい。

まず、総評としては以下の認識です。

  • 向いている人:住宅ローンの控除の恩恵があり、頭金を増やす余裕がある場合。
  • 向いていない人:頭金に余裕がない場合。

まず、住宅を建てるオプションの中で、費用対効果が明確で、合わせて性能も上がるオプションはほとんどありません。お得に見える太陽光発電でさえ、確実なことはわからないわけです。

これほど多くのメリットがある「長期優良住宅」が、なぜ話題にならないのか。それは1.追加費用がかかる 2.申請が大変 の2点が考えられます。
特にミドル・ローコストメーカーほど、金額が上がる、申請の手間が増えることは自社の強みを生かしにくくなるので負担が大きくなるのではないでしょうか。

一方で、多くの人に共通してメリットのあるこの制度は、ぜひ利用いただければと思いますので、ぜひご検討ください。
まだ悩んでるよという方はコメント頂ければ、ご相談乗れますのでお気軽に。

Sany.