みなさん、こんにちは。
自分でも購入するときによく悩む「投資とギャンブル(賭博)の 共通項と差異」を備忘録として残しておきます。
定義
投資とギャンブルは、ほぼ同義かと思います。
- 投資:「資本を投じる」ということで、何かに資本を掛けること
- ギャンブル(賭博):さいころ・花札 などに金銭を賭けるもの
この状況だとあまり差が出ない。「掛ける」「賭ける」の差もほとんどないですね。
共通項
「誰も知りえない未来の結果に対して、報酬が発生する」という仕組みも「どうなるかわからない」という平等なリスクに対して報酬が支払われる仕組みです。
差異
一方で両者の違いが出るポイントは以下の3点でしょうか。
- 同元の取り分の量
- 時間軸
- 参加する目的
同元の取り分
具体的には投資ならば「手数料」、賭博ならば「控除率」と呼ばれるものですね。
多くの場合「手数料」は一定額(○○円までは△△円)というように定額です。
一方で、「控除率」とはこの賭博に参加したときに、「開催元(親)」が手にすることができる確率上の収入である。
例えば、2つのサイコロを投げて合計が偶数 or 奇数を当てる、ゾロ目なら負けというゲームの場合。
- 偶数でゾロ目でない確率:6/21
- 奇数でゾロ目でない確率:9/21
- ゾロ目で没収される確率:6/21
開催元は9/21(=3/7≒0.428)の負けがあります、このときに2.4倍以上の金額を払わなければ、期待値で損をしないこともできるようになるという仕組みです。
インターネット検索をすれば出てきますが、各ギャンブルの控除率は
- ブラックジャックの控除率(ハウスエッジ):平均0.5%
- アメリカンルーレットの控除率:平均5.26%
- 競馬・競輪・競艇・オートレース:平均25%
- 宝くじ:平均46%
と言われています。詳細はコチラ→ ギャンブル還元率ランキング
確実に儲かる物であるなら、個人ではなく国が真っ先に取り組むハズですので、見極めにご利用ください。
(例:税金)
時間軸
投資ならば「(10~30年の)中長期」、賭博ならば「(1~10分)短期」が目安でしょうか。 この差は、結果を得られるまでの期間の差でもあります。
短期のメリットは即時に報酬が手に入ること。
中長期のメリットは、方針転換の期間がたくさんあることである。
コラム:確率の利用方法
全ての面が1/6 の確立で出るサイコロがあるとします。
1回目の数字・2回目の数字を当てるのは難しいですが、それまで出た目の数の情報を知っていれば600回目の数字を当てることは、できそうな気がするのではないでしょうか?
もちろん次の面が何になるかはわからないですが、長期的(多回数)視点・確率問学問の活かし方はココにあると思います。
参加する目的
どうして、お金を賭けるかの目的にも違いがあります。
投資とは、経済成長を目指す企業の支援という目的があります。発行後の株式売買は直接の応援にはなりませんが、時価総額を少しでも上げるだけで、買収の対象にはなりません。
一方で、ギャンブルは純粋な金銭の増減や、そのスリルが目的になります。
金額の増減による、資本主義における強み、またスリルのなかで自身の運が勝った満足感を目的にしています。どちらも優劣の関係での利益です。
なので、上がるかどうかわからないけれど株式を「買う」行為はギャンブルに。
企業が公開している情報や、株式会社の動向を見て「支援する」行為は投資と定義してみると、分かりやすいのではないでしょうか。
総論
投資、ギャンブルのどちらが良い・悪いというものではなく、多様なものに対する自身の望み方を間違えないために、まとめてみました。
投資とギャンブル(賭博)の双方に共通して言えることは、「許容できるリスクの中で、方針をもって行う」ということでしょう。
私たちは気付かないうちに、お金だけでなく時間や、機会を投資・賭博していると思います。 全てに対して打算的になるのは難しいでsyが、変えようとするときに手持ちの資本と得たい結果が確率の視点でどうなのかは、一考の価値はあるかと。
Sany.