2020年末から盛んになった投資について、意見を聞かれることが多々あるので、私の取組みを書き残しておきます。
あくまでも概念理解であって具体的な投資手法にはあまり触れないのでご了承ください(法的にもアドバイスは専門職であったりする関係もあり)。
投資は基本的に金持ちが金を増やす仕組み
「投資」とは予算に余裕のある者が、使わないお金(遊休資産という)の利用方法として利用するものであるのが大前提です。
銀行預金はほとんどの場合元本保証があるため「預金額が銀行の都合で減る」ことはないですが、利率という面で増えることもほとんどありません。
引落しにしていなければ、ほとんど額に変更はありません。
しかし、世の中のお金の価値は変わります。2021年までに商品の価格は上がり続けています。これは原材料の需要が増えたことによる高騰しかり、異常気象や人件費の増額も影響をしています。
100円で買えるものが減るということは、100円の価値が下がっていることを意味します。しかし、それでも銀行の預金額は変動しません。つまり、世の中のインフレ&デフレに沿って変動をしないということです。
つまり、お金を預けていてインフレが進行すると、お金の価値が下がっているのに額が増えないという状況になるのです。
「利率」はどれだけお金が増えるかの「前年比」の事
1年間そのお金を預けておいたときに、どれだけ増える見込みかという目安を「利率」という。
1年後の貯金目安÷今の投資額 を%で表すことが多いが、利率はプラスにもマイナスにもなる。
例えば、5億円で年利率1%なら、1年間で500万円を利率により得ることができる。
500万円は、20代社会人が稼ぐ約1年間の所得に該当する。
これだけあれば、物価の上昇に追いつけるだけでなく、生活できるだけの所得を働かずに得ることができる。
利率が良い投資対象は、必ず何かしらのリスク(ここでは、危険の意味)を抱えていることになる。
そのリスクに応じて、利率も変化する。 ローンを組むときに信用力によって金利が変わるのも同じ原理だ。
1例としての「株式投資」
株式に投資するという方法は、経済が成長する方向に向かっていれば、企業の業績も向上すると見込んで、投資効果(利率がプラス)がでることを狙った投資方法で。
株式を保持することで得られるメリットは2つある。
- 企業が株主に収益の一部を分配する配当金(インカムゲイン)
- 株式を売買する事で手に入る、売却益(キャピタルゲイン)
配当金は事業の収益の一部から支出されるので、業績のいい企業の配当金利率は良い。
また、業績の良い企業の株は欲しい人が増えるので株価が上がり、売却益を狙える。
株の平等性と、リスク
では、収益が上がる企業を買えばいいとなるが、それが難しい。 業績のいい株は人気が出て高値になりやすく、他の株と同等の利率水準になってしまう。
また、上記に記載したリスクの話しになるが、以下が起こると株価が下がりやすい。
- 世界的な不況
- 業績悪化
- 不祥事
株の値動きには多くの要因があるので、それらを平均化できる投資信託は、1企業の値動きに影響されない面でメリットがある。
しかし、過去に多くの投資信託が利益を出していないことが話題になっている(運用益は出ているが、手数料が高く結果としてマイナス)ので、過去の実績を調査することをおすすめする。
私の取組み「リスクも取り分も少なく」
個別株投資は値動きがそこそこ大きいので、2万円(単価2000円×100株×値動き10%)ほどの損失は出やすい。
私もまだ、損失を抱える余裕はないので、おこぼれを手堅く貰いに行く戦法を取っている。
- 欲しい銘柄を絞っておき、上がり始めたら買う
- 損失が出たとしても、配当金でカバーできる範囲を超えない限り、損失が出ていないと捉えて売らない
- 個人投資家の強み「塩漬け」を怖がらない
そうして、3000円程度の小さい儲けを積み重ねていく。
多くの時間をかけてその程度の儲けでは、少なく感じるが、そもそも取れるリスクも、投資に回せる金額も少ないので、全体の何%を増やすことができたのかという視点で取り組むと、いざ大金を運用する時も同じように振舞えると考えて取り組んでいる。
投資信託を購入しない理由としては、企業を応援したい気持ちがあるから。調べる余裕や企業への思い入れがない場合は投資信託を購入するのがおススメだ。
もちろん私も投資信託も購入している。
投資は元本保証がなく、ギャンブルの側面も強い。 誰かの言うとおりでなく、納得の行く投資方法を模索しながら初めて見ることをオススメする。
Sany.