抽象と具体の架け橋

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ヘルメットに関する考察  "形状による差を知る"

みなさん、こんにちは。

暖かい風がたまに吹き、バイクの気持ちい季節になり始めているが、いかがお過ごしだろうか。 今日はバイクに関する記事になる。

日本はバイク搭乗時はヘルメットの装着が必須だ。

そんなヘルメットだが形状の種類により、性能に意外に差がある。

ヘルメットを買いに行く前に参考にしてもらえたら幸いだ。

 

ヘルメットの機能

ヘルメットは安全具である。 

バイク事故の際に致死性の高い頭部へのダメージを防ぐ目的で作られている。

具体的には以下の辺りだろう

  • 鋭利な物の刺突を防ぐ
  • 衝撃から頭部を保護する
  • 防風・防水

 

だが、中には機能的に安全なのか、理解しにくい製品もある。

ヘルメットの機能は大きく形状により大まかには異なる。

本稿ではまず、大きな3分類について評価をしていく。

評価凡例 - ◎:満足 ○:普通 △:イマイチ ×:やめた方がいい

 

フルフェイスヘルメット

 安全性:○ 快適性:○ 高速走行:◎ 防水性:◎ 価格:3~6万円

顔全体を覆う形状のヘルメット。

顎までを覆う形状から、安全性能は種類の中で一番高いとされている。

総重量が重くなる傾向があり、姿勢によっては肩に負担がかかる。

 

密閉されているため、高速走行時の向かい風、風切り音などが少ない。

オフロード用や、顎の部分から開くシステムヘルメットなど多くの種類がある。

価格はヘルメットの中では高いが、普通二輪以上はフルフェイスを推奨。

 

ジェットヘルメット

安全性:△ 快適性:〇 高速走行:△ 防水性:△ 価格:1~5万円

あごの部分に保護具がないヘルメット。

顔は致死性の高い部位であり、安全性・剛性は低下している。

ジェット戦闘機のパイロットは呼吸器をつけるため、この形状となる。

 

被りやすく、視認性はフルフェイスマスクより高い。

高速走行時は風切り音でほぼ何も聞こえなくなる。

価格は1万円台からある。速度をあまり出す機会のない原付にはお勧め。

 

半ヘル

安全性:× 快適性:◎ 高速走行:× 防水性:× 価格:0.3~2万円

頭頂部のみを防護するヘルメット。

クッション性も低く、もし仮に頭頂部から落下したとしても、衝撃は貫通するだろう。

視認性は確保され、低速では快適な走行が期待できる。

高速時は風をもろに受けるため、ゴーグルが必須。

ファッションのために、ハーレー乗りに多い印象がある。

防水性はない。

ヘルメット規格準拠のものは3000円程度からあるが、お勧めはしない。

 

選定方法 

原付を利用する分には、装着のしやすさ、視認性の確保のしやすさから、

ジェットヘルメットも視野に入るが、それ以外の企画のバイクに乗る場合はフルフェイスをお勧めする。

フルフェイスマスクはアライ・ショウエイが人気だ。 

選び方としては「高速走行時の安定、安全性」か「ツーリングメインの機能性」から検討するのが良い。

 

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ツーリング用にはサンバイザーが着いているものもある。 自分のヘルメットをデコレーションするのもまた楽しい。

フルフェイスヘルメットは、顔に合うものを選ぶと走行中の負担が減る。

ヘルメット内部のパットを入れ替えることで、揺れを防ぐことができるので、靴と同じように何度も被り、自分に合う逸品を探そう。

 

総評

ヘルメットは快適なバイクライフのために、お金をかけておきたい部分である。

 

5万円は高く感じるのもわからなくもない。

なので最初から「バイクに乗るために5万円のヘルメットが必要」と思いながら買いに行くのであれば、相当気持ちも変わるだろう。

 

良いヘルメットはバイク人生を、良いものにしてくれる。

廉価品を体験した方が、その良さに気づくことも確かにあるのかもしれないが、

体験するリスクが高すぎる。

 

ぜひ、バイク代+ヘルメット+保険代 はあらかじめ、予算に入れておいてほしい。

 

Sany.