みなさん、こんにちわ。
本稿は、筑波山登山の詳細記事となる。
筑波山は100名山に選ばれている山である。何かきらりと光る特徴があるのだろう。
皆が行ってよかったという秘訣を体験してみよう。
概要記事はこちら
筑波山とは
茨城県、つくば市からバスで30分ほどにある双峰山である。
東側を女体山、西側を男体山と呼び、標高は877m。
一番低い100名山であるが、山頂からは関東平野を一望できる眺望がある。
つくば市から直行のバスがある山で、東京からは「つくばエクスプレス」があるおかげで比較的アクセスのよい山である。
今回はコースの選定にあたり、観光鉄道のHPを参考にした。
登り路
筑波山にはケーブルカーもあるが、登山を楽しむためにも白雲橋コースで登り、御幸ヶ原コースで下りてくる、一周コースを楽しむことにした。
また、筑波山は巨岩・奇岩が有名で、登山道には特徴的な石が多数あり、それぞれがパワースポットになっているとのことで、これもまた楽しみであった。
筑波山神社~白雲橋コース
白雲橋コースに行くためには、筑波山神社でバスを降りる必要がある。
そのまま乗っていくと、つつじヶ丘についてしまうので、注意してほしい。
筑波山神社でバスを降りると、目の前にでかい鳥居がある。
この鳥居のおかげで、筑波山神社への道に迷う人はほとんどいないだろう。
数メートルの高さの鳥居をくぐり、坂を上がっていくと筑波山神社への階段が見えてくる。
筑波山神社を正面にして右手側へ進むと白雲橋コースへ
左手側に進むと御幸ヶ原コースへ続いている。
白雲橋コース
白雲橋コースは森の中を登っていくルートになる。
木々に囲まれた登山道は太陽の光はあまり届かず、下界の気温に比べてひんやりとした風が通っていた。
筑波山は巨岩が多く、岩を登る動きが多くなり、股関節の柔らかさが大事になる。
岩は多くの登山客の靴により磨かれ、つるつるになっており、足場にも注意が必要だ。
このルートは比較的難易度が高く設定されているためか、登山者はしっかりと装備を固めた人が多い。
つつじが丘コースと合流~
広場にてつつじヶ丘コースと合流する。
この後は日が当たるため地面も乾いていることが多く、また暖かく感じるため、比較的登りやすい環境となるが、合流により登山道の人口密度も増え、道は渋滞し始める。
このルート中でも奇岩が所々にあり、立ち止まってゆっくり見たい岩が多いのだが、なにより、混雑してしまう。
岩場でも、優先関係も気にせずぐいぐい進む登山者の動きにはこちらが巻き込まれても災難なので注意したい。
40分程度、岩場と格闘すると登ると女体山の山頂につく。
女体山 山頂
女体山の山頂は関東平野の南西に突き出た岩場がメインである。
岩場からは関東平野を見渡す眺望があり、何とも言えない雄大さを感じられる。
岩の武骨さと、遠すぎて距離感の分からない関東平野の町や畑。
人類の発展を眺めているような気分になる。
実際、頂上ではとても強い風が吹いていたが、皆寒さを忘れ、景色に見入っていた。
女体山~男体山
この日はとても風の強い日だった。
経験上こういう時はガスバーナーの火力が弱まる。
なので、人気の少ないタイミングでよい場所を確保し、早めのお昼ご飯を作り始めた方が、満足感がある。
登山中にお腹がいっぱいで食べられないなんて状況は少ないものだ。
お昼ご飯
今回は、家で作ってきたなめこ汁と、コンビニおにぎり、棒ラーメンにした。
まずは、てきぱきガスバーナーを組み立て、なめこ汁を温め始める。
ここまでできれば、あとはゆっくり、ご飯を広げ始めることができる。
アルミの鍋は熱伝導率こそいいが、ガスバーナーの火は一点にあたるため、
たまに混ぜないと鍋の底でみそ汁がこびり付いてしまうので注意したい。
暖かいなめこ汁があるだけで、山頂のおにぎりのおいしさは倍増する。
(感覚的には5倍増しくらい)
棒ラーメンは試しに食べてみたかったので作ってみた。
山頂では気分的に、色々なものを少しずつ食べる方が心地よい。
棒ラーメンはインスタントラーメンながら、さっぱりした味わいで食べやすかった。
男体山 山頂
筑波山ケーブルカーの駅は男体山に登る麓にある。
男体山の山頂までは20分ほどの山登りになる。
途中は岩場などもあり、軽装者にはつらい道のりとなる。
男体山の山頂からは、栃木ー群馬県側の展望が広がる。
男体山の研究路はがけ崩れのため、通行止めだった。(2020.03.20時点)
男体山の頂上で蝶々を見つけた。
3月半ばだという寒さの中で、蝶々とはさすが山に適応した生体である。
強風に吹かれすごい速度で移動していたが、山で蝶々を見たのは始めただったのでうれしかった。
下り路
下り路は御幸ヶ原コースを利用した。
筑波山一周コースの典型的なコースだろうか。 男体山のふもとにはレストランや公衆トイレもあるので、体調を整えるのにはうってつけだ。
御幸ヶ原コース
下りは御幸ヶ原コースを利用したが、白雲橋ルートと同じくらい急な岩場が多い。
初心者にはあまりお勧めできないルートだった。
休憩スポットもあまりなく、注意いただきたい。
しかし、もともと神社の境内であることも相まって、巨木を何本も目にした。
木が守られてきた証拠だろう。
総評
100名山ということもあって、その眺望は一見の価値がある。
この眺望であれば、ナイトハイクも期待できると思った。
都内からも比較的アクセスが良いこともあり、お勧めしたいのだが、混雑には注意されたい。
混雑回避の方法としては、平日・朝早く・シーズンオフを狙うなどの方法がある。
慣れている方は、白雲橋~御幸ヶ原コースが面白いだろう。
まだまだ登山になれないということであれば、つつじが丘orケーブルカーの利用をお勧めしたい。
Sany.