みなさん、こんにちは。登山のパッキングは楽しいですよね。
今回は、かれこれ4年利用しているMYSTERY RUNCHのザックについて、感想をつづりたいと思います。
これまでほとんどの山をこのザックで登ってきましたが、正直登山に向いているとは思いません。愛着で使い続けている節があります。
どうして向いていないと考えるのか、どこが好きなのかを書きたいと思います。
購入は一目惚れ
私のブログを読んでくれている方であれば、私がミルスペック(軍事基準)を満たしている製品が好きなことはご存じかもしれません。
このMYSTERY RANCHも近年できたメーカーでありながら、アメリカ陸軍納入品ということで気になっていたことから話は始まりました。
当時は50L以上の大容量品がメインラインナップでありながら、3Wayジップのデザインに一目惚れし、「SCREE 32」で登山に行くことが目的になります。
ブランドメッセージへの共感
アメリカ企業だけあって、マーケティングは最先端ですね。
ブランドメッセージがしっかりありました。今では長々とした文章が掲載されていますが当時は「運搬を最適化する」という短い物でした。
ブランドヒストリー | Mysteryranch | ミステリーランチ オフィシャルウェブサイト
私の登山の目的はもとより「経験を積むこと」です。
そのためにザックは「運搬力」が高いことが何よりだと考えていました。
当時の私には打って付けのブランドだったのです。
今では、ザックには利便性も大事だと考えています。登山という時間の中でザックと過ごす時間もたくさんありますからね。
4年使ってきてあれこれ
登山中にこのザックを見る機会はほとんどありません。
つまり、そこまでヒットもしていないのだと思います。登山屋さんにもほとんど取り扱いありませんし…
それでも4年使うと良し悪しが分かりますので、カスタマイズも含めて記載していきます。
良い:必要な機能は網羅されている
初めて登山グッズを揃える人には「登山用ザックに何の機能が必要か」わかる人が少ないと思います。
そんな状況でもこのザックは必要な機能は詰め込まれています。
ハイドレーション、防水ジップ、破れにくい生地、背面長調整 など、特段凄い!と光るものはありませんが、必要十分ではある訳です。
良い:3ジップは便利
一番メインの機能3ジップは、素直に便利です。
他のザックを使うと荷物へのアクセスがワンテンポ遅れることに気が付けます。
特に小屋泊時に助かります。最下層までワンタッチでアクセスできますから。着替え、明日の準備など、必要なものだけを取り出すことができるので、荷物が散らかりません。
悪い:重い
他ブランドの製品に比べて、同容量比較で500gほど重いです。
登山用品で「重い」というのは大きな欠点です。
まぁ、その分体力が付きますけどね!
悪い:容量が微妙に足りない
本当にもう1品入れたい思いをします、特に冬。「もう1枚持っていきたい、もう1本水筒を入れたい」という機会が何度もありました。。
運搬は最適化するけど、荷物の容量は別問題…見落としていた点でした。
最近は、新商品が出て容量が足りない問題がカスタマイズで解決できています。
前ポケット
横ポーチ
ひっかけるカラビナ
?疑問点?:腰ベルトが取り外せるの便利なのか?
腰ベルトを取り外しできるのですが、この機能には疑問があります。
正直、取り外せない製品の方が、腰へのフィット感・ザック全体の固定力は大きいです。 なのに、このザックには、どうして外せる機能を付けたのでしょうか?
この機能が便利なのは、バイクの後部座席にザックを括り付ける時です。
腰ベルトがない事で固定が安定、紐が各部に絡まる可能性もなくなり安全です。
しかし、この目的のために腰ベルトが外せるわけではないと思うのですよね…
なんでこの機能があるのだろうか…?
総評:お勧めはしないですが、愛着はあります。
登山にはこのザック以上に向いている製品が、たくさんあると思います。
この製品を利用する大きな理由がない限りあまりお勧めはしません。
しかし、私にとっては私を山に連れて行ってくれる愛着のある1品です。他にも良いなと思うザックはありますが、次の山もこの子と登りたいですね。
それでも購入されたい方はご検討ください。
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ) SCREE 32 スクリー32
Sany.