最近、登山で体の前側にポシェットやサコッシュの様な、セカンドバックを持っている人を見かけないでしょうか? セカンドバックが流行っているように感じています。
また、冬山ではハイドレーションが凍ってしまうので、飲料水用にボトルを利用される方も多いと思います。
私も冬季登山時にはボトル派なのですが、ボトルキャリーとして・流行のセカンドバックとしてMYSTERY RANXHのウェットリブを使ってみました。
ミステリーランチ ウェットリブ:ザックを拡張するのセカンドバック
ウェットリブは、ザックの前側ハーネス部分に取り付けることができます。
ザックのベルトに固定するので、どんな形のバックにも装着できるはずです。
本体は、水筒をポケットと、バッグ部分の2構成でできています。
水筒部分にはナルゲンボトル1Lを、バック部分には小物を入れることができます。
バッグのサイズもそこそこ大きいです。
実際にザックに着けるとカンガルーのようになります(笑)
価格:3800円/個
本体と固定用バンドが付いてきます。MYSTERY RANCHにしては安いです。
普通のバックが一つ買えるくらいの値段がしますが、同様の物が少ないので希少性がある分、高いのかもしれません。
良かった点
ザックの前後バランスが良くなる
1Lの水筒を持つと、前側に1Kgの重量を持ってくることになり、ザックの重心が前側に寄るため、バランスが良くなりました。
ザックの位置はチェストベルトなどで調整はできますが、締めすぎるとキツくなってしまいます、この方法なら取付けるだけで重心を移動できるので楽です。
また、ザック自体の重量が増える感覚もありませんでした。
途中水を飲むと前側の重量が減ってくるのが残念です。
1Lという水量も多すぎない
水筒部分に1Lのナルゲンボトルを入れたとしても、意外にもちょうど良い量でした。
ナルゲンボトル1Lは手に取ると、少し大きすぎるような気がするのですが、2~3時間程度の登りで500mlが消費されるようであれば、重心のバランスも考えちょうどいい大きさです。
バック部分に色々入れられる
ザックにしまいたいけれど、都度立ち止まるのは面倒くさいという小物、結構多くないでしょうか?
例えば、手袋、ネックウォーマー、ニット帽、帽子、などなど。
そういった小物を、歩きながらしまえるのは、便利でした。
イマイチだった点
水筒入れに1Lのナルゲン以外入れるものがない。
MYSTERY RANCHあるあるですが、特化しすぎて拡張性が低くなる問題です。
この水筒箇所、一応口の部分に紐がついているので、他の容器を入れることもできるのですが、隙間ができてしうと歩くたびに揺れるので、ナルゲンボトル以外の選択肢がありません。
幸い、ナルゲンボトルはお菓子入れにもできるのですが、工夫は必要です。
セカンドバックの位置調整がしにくい
位置の調整は右側に取付けるベルトで行うのですが、私の場合、一番短い状態で少し余る感じがしました。 もっと短く設定できるとちょうど良い感じです。
荷物の担ぎ降ろしが面倒。
ザックを背負うときに、水を入れたままにすると、担ぐ反動で、ウェットリブが落ちてしまいます。
一度、水筒をその辺りに置いてからザックを担ぎ、水筒を入れ直す必要があります。慣れれば大したことないですが、最初は手間に感じました。
総評:デメリットも多いが、メリットが勝つので継続利用!
セカンドバックが便利なことは体験できました。
まだまだこれから発展していく分野だと思います。
それこそモンベルあたりから、ザックにつけられるような使いやすいものが出る予感がしますね。
今後も要チェック分野じゃないでしょうか。
Sany.