抽象と具体の架け橋

できることを増やすために様々な活動をしています。誰かの新しい挑戦の糧になれば幸いです。基本的に月・木更新です。

色彩検定(3級)を取得しましたが、センスは身につかず…

みなさん、こんにちは。
この度気になっていた色彩検定の3級を受け、合格しました。

もともと仕事で色を使うことが多く、気になっていたのですが、家を建てるにあたってカラーコーディネートが理解できるようになればと思い、受験してみました。

~サマリ~

色合わせの基本的な概念(合う合わないの理屈、「トーン」とは?)などが理解できるが、現実、色だけで決まることは少ない(素材、種類など)。 色の持つ効果や、まとまる配色パターンの知識は身につくも、試験を通して自分の色感覚の乏しさを痛感しました…

 

色彩検定とは

なんとなく聞いたことはあるかと思いますし、名前から色に関する資格だろうとイメージは付くと思います。
詳しい説明は公式HPにお任せするとして、個人的な感想をお伝えします。

 

"色"を生活の中で意識することは少ないと思います。
しかし、色は混ぜ方によってさまざまな効果をもちます。

例えば、原色を使えば"力強さ"を。青色系統の薄い色を用いると"清潔感"を。

このように色の持つ特徴・効果や、混ぜ合わせ方のルールを学び、活かす能力を表す資格です。

余談ですが、文部科学省が後援してるそうですね。試験会場でも「後援」を全面的に表現してました(笑) 

 

難易度

3級は初級向けという事もあり、落とす < 合格させる テストのように感じました。

公式の参考書(約140ページ)の通読と、過去問(2回分)を解き、8割正解で合格することができました。

公式テキストは分かりやすい説明と、図も多くあり下手な教科書よりも楽しかったです。 過去問も実際のテストも、ほとんど同じ問題数・出題パターンでした。

 

勉強をして理解したこと

世の中の製品は巧妙に作られていることに気が付きます、色で印象を操作していると言いますか。

  • コカ・コーラの赤を見ると、元気が出る期待が生まれませんか?
  • サイダーの青いパッケージを見ると、スッキリする来たが生まれませんか?
  • お茶の緑色のパッケージを見ると、落ち着きそうな期待が生まれませんか?

飲んだ時の経験もあるかと思いますが、印象も大きいはずです。

 

一方で、自分の服装や落ち着く配色を見て自分の性格や、似た好きな物を探す道具が一つ増えたことはとても役に立つ勉強だったかと思います。

2級は色の配色パターンに名前が付き、覚えることが増えるようです。2級まで取ると専門家感が出てくる感じですね。 うーん…しばらくは良いですかね。。。

 

当初の目的に合った配色感覚ですが、いきなり家のインテリアを考える参考になる効果は薄いですが、コーディネートの基本がわかるようになり、何を考えれば「まとまり」が生まれるのかわかるようになりました。

例えば、Sany家では「ペール」トーンを基調に、白・薄茶色・グレーでまとまりを狙いました。その際に、グレーはどのグレーが良いか、茶色はどの明るさの茶色が合うかという事を感覚だけでなく、知識で考えることができました。

また、壁紙を選ぶ際もシーンに合わせて、例えば寝室はグレーの代わりに薄い水色を取り入れてみたり、脱衣室は温かみのあるオレンジを取り入れてみました。

 

総評:色を見比べるセンスが能力は低いと感じてます。

色彩検定を通して、色を使った表現の種類や、メッセージについて理解することができました。 まとめたい、強調したいと思った時に考える道筋を手に入れたのはかなり便利です。

一方で色を見て、この色は明るい色、暗い色などを見分けるのは苦手なことがわかりました、これは感覚なのでなかなか難しく、この業界では致命的です。

この領域の先の知識は気になりますが、しばらくは勉強に時間はかかるかなと言う印象です。 3級は面白いと感じることが多いと思いますので、ぜひ試してみてください。

Sany.