抽象と具体の架け橋

できることを増やすために様々な活動をしています。誰かの新しい挑戦の糧になれば幸いです。基本的に月・木更新です。

DIY_No11:端材で何作ろう?本棚編

みなさん、こんにちは。 高級木材は端材でも捨てるのを、躊躇しないですか?

以前の机制作(乗せただけ)で余った端材をなにかに使おうと思っていたのですが、妻から要望があり「娘の本棚」を作りました。

今回は、ズレること前提とした設計を取り入れ、なんだかきれいにハマりました。

用途は決まっていないけど、端材がもったいない。

普段、合板を使っている身分からすると、集成材は高級品です。
端材を捨てるのがもったいないのですが、かと言って何かを作れるほど残っていない…? という気持ちで2ヶ月ほど放置されていた集成材の端材君。

犬を迎えるということで、端材置き場も整理する必要があり、妻の要望で本棚を制作することにしました。

 

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赤ちゃん用品は高いですよね、安全基準が高いからでしょうか。
おおよそ12,000円とかするようなものを作れるのかなぁと思いながらも、なんとなくの設計を進めました。

なんとなくのラフを書いて、妻と意見合わせ。おおよそのイメージはあっていそうです。 各サイズ感については、端材の長さ優先で考えましたが、後ほど大きく変わります。

完成品がコチラ

設計イメージと大分、違う!

こんな場所で制作しています。

思ったよりも上品に出来上がりました。角はトリマーで面取りし、ネジは使わず、塗装も食品安全基準認定の物を。

 

素材
  • パイン集成材(端材ですが)
  • 6mmダボ
  • 12mm丸棒
工具
  • 電動ドリル:ダボ穴ビット
  • トリマー:ボーズ面、適当な溝ビット、
  • 丸鋸
  • とんかち。
ポイント①:誤差の許容
まだ下手なので、丸鋸では絶対に誤差を出してしまいます。
そこで、サイズの誤差は前提で、ズレのあるデザインにすることで、吸収しました。

一方で直角は譲れなかったので、直角が出ている材料を基準にトリマーで削り、無理やり直角を出しています。
 
ポイント②:仮組み
コレまでは「面倒だ、設計通りなんだから大丈夫」とタカを括り飛ばしていましたが、これだけ失敗を重ねれば流石に反省し、何度も両面テープで仮組みし直しました。
何度もやることで完成品のイメージが具体的に掴めたことは、確実に成功のポイントでした。
 
ポイント③:塗装、研磨は休み休み

娘はまだ6か月なので絶対舐めると思い、食品衛生法に対応した水性ニスで塗装しました。 とにかく塗装と研磨が面倒なので休み休み、暇を見つけてやっていきました。
 

総評:かなり満足

正直、良い素材、娘の道具ということで気合いが入りました。結果的に良いものが作れてとても嬉しかったです。
こういう、板同士で棚を支える構造は初めて作ったのですが、水平・直角がとても難しかったです。 既製品はこの辺り平然と水平で直角で作られていますが、初心者からすれば神業です。
 
本当に最後の工程、トンカチで詰める作業を妻にやってもらいました(やられました(笑))。二人で作ったというか、最後の大事なところやってもらったというか、取られたといいますか(笑)。
 
設計とテストが大事だとよくわかりました。 今後もこのレベルの物ができれば良いなと思いつつ、今は子犬が優先事項です。
Sany.