みなさん、こんにちは。秋の風を感じますね。
今回は、IKEAのテレビ台に、引き戸と引出しを取り付けるアップグレードDIYです。
娘がハイハイできるまでに、扉をつける必要がありました。
家具屋さんで色々な扉を研究し、上段に引き戸を、下段に引出しをつけることで容量を確保しました。今回は5段階評価中の4点くらいのいい出来です。
家具の"角"が子供の危険に
子供に対して家具の角は凶器なんですよね。
例えば「角・でっぱり」等は、分かりやすいと思います。
そういった危険な箇所をなくす加工は意外と簡単で、ホームセンターなどに角用のスポンジがありますので、それを取付けるだけでいいのですが「空洞」となるとややこしいのです。
さて、空洞を抑えるにはどうするか。ズバリ「扉」をつけるのです。
というわけで、市販品に扉をつける加工が始まりました。
今回アレンジするのはIKEA「Lack テレビ台」です。
扉の形あれこれ
一口に「扉」と言っても、意外と種類はたくさんあります。
引戸、開き戸、折れ戸、引出し型など、色々な方法が検討でき、それぞれにメリットデメリットがあるんですよね、個人的には引き戸が好きです。
今回の加工
引き戸
上段には引き戸を付けました。
引出しも考えたのですが、引出しは別作品で難易度を理解しており、違う形にしたく。
実際には「コンセントを隠せたり、使いやすい」と引出しにないメリットも感じました。
構造は意外と簡単で、4mmのベニヤを4.5mmの溝にハメるだけです。
しかし、上下の溝の深さは何mmにするか、扉の重なり合う部分は何mmかなど、実際は2枚ほど失敗し3枚目にしてやっとハマりました。
素材:パーティクルボードについて
引き戸の溝を掘るときに分かったのですが、IKEAの板は「パーティクルボード」という名称です。これは、「木の粉と細かい木のかけらを接着剤で貼り合わせたもの」ということなのですが、削ると木くずが凄かったです。
というか木の粉と細かい木のかけらを接着剤で付けた板といっても、それは接着剤じゃないんですかね⁉
名前からして全くイメージが湧きませんでしたが、安さの秘訣が分かった気がします。
また、天板は、周りが例のパーティクルボード(8~9mm)、中は段ボール様な紙が入っている空洞でした。
紙を使ったハニカム構造とはこういうことか…これで耐久性があるのかと不思議に思うほどです、しかし確かに軽いですし30kgまで大丈夫と言われればそのくらいかなという感じです、溝付けたからおそらく耐久性落ちたかな…
引出し
下段は引出しを付けました。
ココを引き戸にすると、のぞき込む形になってしまうので、引出しに挑戦です。
引出しは、ラワン合板で箱を作りスライドレールを付けました。
普通の引き出しには、引手の部分に化粧板を貼りますが、今回は"角"をなくすのが目的なので、ぴったり飛び出さない様に作りました。
(細かい話ですが、スライドレールの固定用にラック台の横面には板を貼りました。)
DIYをしていて一番大変なのは、寸法通りに作ること、最後に微調整をすることです。
今回は奇跡的に上手くハマりました。
緑色は妻のセンスですが、いい印象になりました。
ベニヤ・ラワン合板と素材によって同じ塗料でも色合いが変わるんだなという、経験もできました。
総評:うまくいって嬉しい。
テレビ台は収納の一つになっているので、廃棄は避けたく、いい感じに加工できて良かったです。
今回はもともとの値段が安かったというのもあり、加工を気後れせず進めることができました。
引き戸と引出しのアイデアは、家具屋さんを巡り、様々な家具の引き出しを開け閉めして、アイデアを固めていきました。
収納力は変わらずに、見た目すっきり安全にできたので満足しています。
次はこんなに上手くいく気はしませんが…
Sany.