抽象と具体の架け橋

できることを増やすために様々な活動をしています。誰かの新しい挑戦の糧になれば幸いです。基本的に月・木更新です。

DIY No.6_水槽の扇風機 満足のいく出来!

みなさん、こんにちは。 今年も暑いですね。

今回は、Twitterでは載せていた、水槽につける扇風機の製作です。

製作自体はネジで固定するだけなので、発想方法もあわせて記事にします。

 

市販水槽用ファンの課題

市販されている水槽用のファンには、問題点が多い印象です。

  • 風量が少ない
  • 音がうるさい

上記2つの弱点に関する個人的感想ですが、おそらく100v電源を利用していることが原因だと考えています。

100vは扇風機が動くパワーですからね、水槽用としてはどう見てもオーバースペックです。 それを降圧して利用するにしても、どうしても音がうるさくなったり、風量が小さくなってしまったりするのではないでしょうか。

また、水槽のサイズも色々ありますので、どのサイズの水槽にもフィットする製品は難しいですよね。 また、最近は水槽用クーラーの方が主流なのではないでしょうか。

 

USB電源を利用してみる

そこで、USB電源を利用してみることを考えました。
USB-typeAは定格5Vなので、音問題は解決できるのではないか?という狙いです。

ちなみにUSB電源は直流です。

パソコン用ファンとして売っている12Vの製品も検討しましたが、電源を取りにくい事からまずは5Vから試してみることにしました。

 

USBファン探し

AmazonでUSB電源のファンを探します。
ファンの性能は翼の大きさと、回転数(RPM)で判断します。
USB電源なら1200~2000RPM位です。

Amazonには多数の商品がありますが、口コミ・評価を参考にするしかありません。
今回はコチラの商品を選びました。

 

風量は3段階で調整できますが、弱でも想像程度の強さはあり、60cm水槽にはちょうど良いです。

外気温38℃の木造住宅一回の窓の側50cmのカーテンを閉めている状況で、エアコンなし弱回転で28℃をキープできたというのが実験結果です。

 

上記の製品は、USB1つにつき2個のファンが付いてきます。
私の家は水槽が二つ(スリム45cmと60cm)あるので2つの水槽に1つずつ使っています。1つの場合はもう一つは外部フィルターの冷却に利用するのも良いと思います。

 

続いて、固定具探し。

ファンを水槽に固定する道具を探しました。
上の商品のボルト径が5mm径だったので、下の商品を選びました。

 

組み立てはネジを外して間に挟み、閉め直すだけです。プラスドライバー1本で加工でき、挟む位置によって、水槽の淵からインセット・アウトセットを変更できます。

今回はインセットにしました。

 

実際に動かした様子がコチラ。

 

ファンの振動で振動音がするかと思いましたが、ガラスと固定具の隙間もほとんどなく、振動音もまったくありませんでした。

結論

予想以上にとても上手くいったと思います。
購入時はUSBの電力ではパワー不足かと思っていましたが、十分な性能でした。

USBでここまでの風量が出るという驚きと、この中身のモーターがどんなものなのか気になっています。
製作費は総計2000円程度でしたので、市販品を買うのとトントン位ですかね。

水槽用ファンに悩まれているのであれば試してみてください。

Sany.