みなさん、こんにちは。
登山・キャンプで温かいご飯を食べるために欲しくなるガスバーナ。
多くの比較サイトがあるが、結局どこがいいのか、結論を出す記事は少ない。
そこで、私の考え方を記載してみたいと思う。
この記事ではまず、世の中にどのような種類のガスバーナーがあるのか、紹介したい。
ガスバーナーに求めるもの
ガスバーナーに求める機能は以下の辺りだろう
- 火元のない場所で熱源を確保する
- 携帯性に優れる
多くのガスバーナーは上記の機能は抑えている。
その上で比較する点としては、以下の辺りがあがるだろう。
- 火力:水を沸騰させるのにかかる時間など
- 使用燃料:ガス、アルコール、ガソリン、灯油など
- 調理できる範囲:大型の鍋を乗せられるか
- メーカー
利用想定
選定にあたり、まずは利用想定についてイメージをしてみよう。
- 一人で利用しているか、二人、大人数か。
- お湯を作る(コーヒーを飲む)程度か、料理をしているか。
- どんな景色で、どんな料理を作って、どんな会話をするのか。
それによって、持つべきバーナーは変わってくる。
バーナーの種類
例えば、
- 雪山で暖かいコーヒーを飲んだり、お湯を確保したい!
→寒さに強いOD缶バーナー or ガソリンバーナー - 夏に川辺で家族でキャンプをしたい!
→CB缶で火力が安定するガスバーナー - バイクでラーツーがしたい!
→OD缶のガスバーナー
まずは、バーナーの種類を見ていこう。
ガスバーナー CB缶
メリット:コストパフォーマンスに優れる
デメリット:器具が大きい、寒冷地では使用できない
CB缶とはカセットボンベのことだ。
CB缶の入手しやすく(コンビニで売っている)、コスパの良さを生かした製品。
火力自体は普通だが、気圧、気温の低さに弱い(高所利用が難しい)傾向がある。
200g程度でOD缶と比べると大きい。その分大きな鍋も利用可能。
価格も3000~6000円台。
→低中山で、荷物には余裕があり、料理も重視したい
ガスバーナー OD缶
メリット:器具が小さい、色々な種類がある、高冷地でも利用可能
デメリット:ガスが入手困難、高い
OD缶とはアウトドア缶のことだ。
OD缶は入手しにくく、CB缶に比べて高いが、安定した火力を出せる。
火力の調節ができるのも、お米を炊くときなどに便利である。
100g程度のものが多く、荷物もかさばりにくい。
価格は6000~8000円程度
→個人利用前提で、携行性、便利さ、登山品を求めるのであればこちら。
ガソリンバーナー
メリット:火力がある、高冷地でも利用可能
デメリット:燃焼音が大きい、器具が大きい、コストパフォーマンスは高い
燃料にガソリンを使用するバーナー
ガソリンは入手しにくいが、ガスバーナーよりも圧倒的な火力・
使用地域を選ばないことがメリットになる。
火力調整は難しい
実際1980年代頃までは登山熱源のメインであったが、
実際に火をつけるまでにいくつか手間がかかる、
燃料が手に入りにくいというデメリットから、
現在ではガスバーナーが一番利用されている。
価格:25000円程度
→上級者用のロマン品
音もなかなかすごい。
アルコールバーナー
メリット:携行性が高い、コストパフォーマンスも高い、メンテナンスが不要
デメリット:火力が弱い
燃料にアルコールを利用するバーナー
携行品がとても少なくなり、器具も安いため。
物は試しで選ばれることもある。
実際は火力がとても低いため、お湯を沸かすのにも時間がかかる。
450mlのチタンカップで割のお湯を沸かすのに10度で10分程度
しかし、そのゆっくりとした時間を楽しむのもまた良い。
という方にお勧め。
価格:1500円程度
→ 試してみたいという方向け
選定方法
利用シーンを想定してもらったとおもうが、まずはガスバーナーを検討しよう。
ガスバーナーに慣れて来たら、アルコールバーナー・ガソリンバーナーを考えてみることをおすすめする。
あったかい食べ物、飲み物は体力回復に大きな効果がある。
ぜひ、あなたの登山ライフを充実させるためにも、適した熱源を選んでほしい。
Sany.