抽象と具体の架け橋

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婚約、結婚指輪の選び方 選定のポイント

みなさん、こんにちわ。

前回は、婚約指輪の購入にあたり前提として必要なことをまとめたが、今回は選定のポイントをまとめてみる。

色んなサイトがあるが、批判的なことを記載できるサイトは少ないようなので、合わないものは合わないと伝えたい。

 

 

指輪

デザイン:細め、太め

海外ブランドの物は、 日本人にはサイズが大きいことがある。

西洋サイズの中でも、(比較的)背丈の小さい国のブランドか、実際に試着してサイズ感を見てみるのが良い。

 

具体的な特徴は以下の2つ

  • 大きい手には、幅が広く、ルース(石)の位置が高いものが似合う
  • 小さい手には、幅が狭く、ルース(石)の位置が低いものが似合う

婚約指輪には、ダイヤモンドの見せ方に数種類あるが、言葉で表すよりも見たほうが分かりやすいので、調べる必要はないと思う。

知りたい方はコチラが分かりやすい。

婚約指輪(エンゲージリング)のデザインってどんなの?選ぶポイントを解説! 

 
指輪の作り方、鋳造・鍛造

基本的の製造法は「鋳造」がメインだが、一部「鍛造」と書かれた(説明される)ものがある。

鋳造と鍛造の違いは、

  • 鋳造:型に入れて形を成型する
  • 鍛造:叩いて形を成型する
種類
メリット
デメリット
鋳造
サイズ変更が容易
若干の熱展性がある
鍛造
固い、壊れにくい
サイズ直しが難しい

両方とも一長一短がある。優先度は低いポイントだが、考えに応じて選ぶとよい。

 

ダイヤモンド

ダイヤモンドのクラリティについて

ダイヤモンドのグレード評価の一つに、「クラリティ」がある。

クラリティの違いだが、VSS、VSクラスは肉眼で見てもわからない

評価基準にも記載があるように10倍のスコープを利用して、判断がつくものになる。

VSSクラス以上のFIというランクがあるが、ほとんど市場には出回らないそうだ。

価格差は VSS1>>VSS2>VS1>>>VS2>>>>>>SI。

なので判断基準は以下のあたりか

  • 絶対にVSS1
  • VS1以上あれば良い
  • 比べる機会はほぼないので、VS2以上で気にすることはない
ダイヤモンドのカラーについて

ダイヤモンドのカラーは2段階下がると色の違いが分かると言う。

ダイヤモンドの頭文字をとって「D」から始まるので、DとF、EとGを比べるとわかるようだが、私はDとGを比べて初めて違いが分かった。

  • D:全く他の色味がない
  • G:若干、他の色味が入り始める 

単体だとどうしても見分けがつかないので、正直どこまで必要かと言われれば、以下の3段階で見極めるのが良いだろう。

  • 絶対にD
  • D~Fであればよい(D~Fは「ほぼ無色」という基準)
  • 比べる機会はほぼないので、気にすることはない

店員との駆け引き

ダイヤモンドはどのように選ぶのか

ダイヤモンドはお店によって選び方が2通りある。

  1. 石ごとに単価が付いており、在庫の石の中から希望を探す
  2. 石の評価ごとに単価が決まっており、希望する評価の石の在庫を探す

※[1] のお店が多い。

 

どちらの場合でも、まずは、婚約指輪の予算を店員へ伝え、
予算 ー 地金の代金を抜いた金額 = ダイヤモンドにかけられる金額 を算出する。

 

[1] の場合では、いくつか選択肢となるダイヤモンドを見せてもらい、どれにするのかを決めていくことになる。

その場に希望するものがなければ、他のお店の在庫を当たってもらうことになる。

(よほど気になったデザインの指輪があれば、取り寄せも考えるだろうが、そうでなければほかの店舗に行くだろう…)

 

[2] の場合では、ダイヤモンドの「4C-価格表」からダイヤモンドを選ぶことから始まる。 その後、在庫があるかを見てもらい、決める運びとなる。

 

方法
メリット
デメリット
石ごとに単価が付いており、在庫の石の中から希望を探す
指輪に利用されるダイヤモンドの実物を見ながら選ぶことができる
在庫数によって希望が見つからない場合がある
石の評価ごとに単価が決まっており、希望する評価の石の在庫を探す
 比較的広い選択肢から選ぶことができる
他の指輪についている似た4Cのダイヤモンドを基準にしながら選ぶことになる

 

値引き

婚約・結婚指輪の購入で、値引きは基本的できないと思ってよい。

一部のブランドではできるそうなので、念のため、欲しいものが見つかったらネットで値引きができるブランドを検索してみるのが良いだろう。

 

百貨店では、百貨店のブライダルサービスによる値引きが利用できる場合があるので、店員に確認してみよう。

 

商品選び

指輪は高価なものなので、冷やかし客に多くの時間を割いている場合ではなく、店員もお客を見ている。

冷やかしだと思われると中々思うように相手をしてもらえないこともあるので、しっかりと相手をしてもらうのもポイントだ。

(逆にその意思表示をしながら相手をしようとしてくれない店は、その後のサービスにも不安が残るので避けるべきだ)

また、もう一つのポイントとして今のステータスを伝えることも大事のよう。

  • 探し始めで、色んなお店を見始めた段階
  • ある程度希望のデザインが決まってきており、製品選定に回っている状態
  • 最後の最後、決断のために訪問

購入後

ブランドによって差があるが、手元に届くまでに1~2ヶ月かかる。

すぐには、利用できないので余裕を持った計画を。

 

小言(こんなことがありました)

価値の低い石を普通に勧めてくる

実際にあった話だが、とある海外ブランドで指輪を見ていた時に予算の参考にしたかったので、石のグレードを確認すると、VS2のGカラーであった。

外資でもそのランクの石を取り扱っているんだなと、思い、もう少し評価の高くついた石を見せてもらおうとしたのだが、店員は「皆さん、この程度の石を選ばれることが多い」というのだ。(対象の石は0.2カラット、SI、カラーGであった)

 

個人的にそういう店はいけ好かない。

その発言は客の意向を聞いた後の、背中押しには効果があるのだろうが、まだ見始めた段階の客からすれば「ダイヤモンドの評価について知らないだろう?」と聞こえる。

 

そのブランドは、広告をよく利用する会社で、HPでも独自の調達・指標を設けてダイヤモンドを選定していると表現しているが、国際的な基準で低いものは低いのだ。

店員と渡り合うためにも、事前情報は身に着けておいたほうが良い。

 

女性にとっての海外ブランドは何よりも価値が高い場合がある

婚約指輪を選んでいるというと聞かれるのは「どのブランドの、何カラット」という質問が多い。

そして「ティファニー、カルティエ、ブルガリ」というのがどうも有名のようだ。

自分の送った指輪がこれらに比べられたときのことを考えて、何かが違うのかをしっかりと調べることにした。

 

結果、海外ブランドは何が良いのか、どこが良いのか結局わからなかった。

一般人の私には、ブランドそれぞれに、気に入るデザインの物が見つかるので、デザイン面での「特別」を感じなかった。

 

ダイヤモンドにしても、どのブランドでも低クラス~ハイクラス用意されており、海外ブランドだから、良いダイヤモンドを調達できるなんて事は無い。

 

資産価値面では、ブランドの上乗せは買取価格は3~5万円プラスになるようだ。

しかし、購入時にブランド価格の上乗せの方が圧倒的に大きいので、ダイヤモンドの4Cを高めたほうが「評価額が高くなる」という意味で、資産価値が相対的に上がることもない。

 

結果、海外ブランドだからできることなど、大々的な宣伝くらいしかないように感じた。

 

まとめ

購入までの考え方は

  1. 予算を算出する
    予算の考え方はコチラ→婚約指輪買い方 ~0からの知識編~ - 抽象と具体の架け橋
  2. 試着を通して、好きなデザインの物を決める
    たくさん良いものがあれば、話し合いで基準を決める
    我が家の基準はコチラ→婚約指輪の検討 - 抽象と具体の架け橋
  3. ダイヤモンドについて、店員と相談
  4. 届くまで待つ。 届いたらサプライズを企画するとなお喜ばれる。

 

1生に1度の買い物になるのだろうから、しっかりと考えてみることをお勧めします。 

Sany.